古墳の頂から氏子を見守る『村上神社』

瑞穂区村上町二丁目に鎮座する『村上神社』
 村上町の町名は1666年(江戸時代前中期)の尾張藩士の村上治兵衛が開墾、村上新田と呼ばれたことが由来と云われています
 現在は都市化により静かな街並みが続く住宅地となり山崎川の桜でも知られます 
 当時の面影は微塵も残っていません
住宅街の玉垣に囲まれた一画、村上神社です
 村上神社社号標には昭和35年と刻まれている
 元々1830 ~ 44年(天保年間) には、真好真如天満自在天神が祀られていました
1869年(明治2)に​瑞穂通4 丁目​に遷座、その跡地に現在の村上神社が祀られています
 村上神社全景
 境内は社の3段に盛られています、盛られる??
そうです、古墳です
 ここから北に道路2本程先に大殿町がありますが
町名の由来は「おどり山」から来ていると云われ、村上神社周辺が由来となった「おどり山」になります
名古屋中央部は名古屋台地・熱田台地・瑞穂台地・笠寺台地等が南北に伸びています
 (上の赤い線から左は海岸線)
弥生時代には、瑞穂台地の瑞穂区一帯等にも集落を作り生活を営んでいました、近隣には古墳群として今も保存されています
 この神社は、5世紀頃に作られた直径40mの円墳、「おどり山古墳」の頂きにあります
宅地化により大きく削られ残った高台が現在の姿です 
 石段を登っていきます
 一段目を登った左側に手水鉢はあります
 鳥居を潜った境内が二段目、正面に社と右に社務所兼集会所の並びです
 白く綺麗な狛犬です
 村上神社
御祭神 /  熱田大神 
境内社 / 津島社、秋葉社
創建 / 1869年(明治2)

最上段から境内全景
 狛犬の見つめる先には村上町の街並みが広がります

住所 / 瑞穂区村上町二丁目一番地

 

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