八幡社 春日井市下条町

​春日井市下条町795
八幡社
 県道30号線を春日井方向に向かい、中切町交差点から次の信号機のある交差点が目的地「八幡神社」の社頭。
交差点の角から北に向かい参道が続くけれど、県道から少し奥まった場所に社号標と鳥居があるので、車で訪れると分かり辛いかもしれない。
徒歩だとJR中央線春日井駅から南西の下条町に鎮座しています。

 参道両脇はこの様に並木が出来ていて、その先には蕃塀が見えています。

 並木を過ぎると公道の先に境内が広がります。
  境内の西方向の眺め。
社地の一部が公園になっていて、その先にお堂のような建物も見えます。

 境内は左が社務所、中央に蕃塀があり、拝殿の屋根しか見る事は出来ません。
 石段右の石像
風化により輪郭がはっきりしませんが、役行者の様に見えます。
 蕃塀
社殿の容姿は番塀が遮り見通しは利きません。

 社殿全景
伽藍は瓦葺妻入の四方吹き抜け拝殿と一段高くなり幣殿、本殿。

 参拝の前に伽藍を見て行きます。
まずは拝殿の眺め。

 幣殿前の狛犬。

 幣殿。
  渡廊から続く本殿は流造。
祭神は應神天王。
左右に脇社が祀られ、右の板宮造の赤い社は天王社だろうか。

 左に神明造の脇社。
こちらも社名札がなく特定はできませんでした。

八幡社の境内をひと回りしましたが、創建年度や由緒等の記載は見当たらず詳細は不詳。

 拝殿の外観はシンプルですが、各所に彫飾りが施されています。
特に妻の部分に彫られた龍の飾りは手間がかかっています。

 上から龍の視線を感じながら参拝させてもらいます。

 境内西側から見た社殿の眺め。
左側に玉垣で囲われた一画、その奥の杜の中に屋根が見えます。
境内の拝殿前などには大きな岩が置かれています。

ここから西に下条公園がありますが、ここに吉田城(現在は碑のみ)があり、遺構などは残ってはいませんが、公園の辺りは本丸が築かれていたそうです。
跡地を公園に整備する際の工事で跡地から大きな石が数個見つかったそうです。
そのうちの一つが八幡社にあると云う。
それらしい岩は確かにあるけれど、残念ながら由緒や解説がなくどれがその石なのかまではよく分かりませんでした。
 
 
 上
玉垣で囲われた一画の中央に黒地に白の模様が入った岩が祀られています、磐座なのだろうか。
それとも吉田城から移された石がこれなのか、 玉垣で囲うだろうか?

杜の中の祠
祠の中には小さな社と複数の石が安置されているものの、詳細は分からなかった。
 

 杜の中から磐座、蕃塀方向の眺め。
社殿を取り囲む様に杜が作られ、それは鬱蒼とした杜ではなく風も通り解放感を感じる。
社地の一画は公園になっていることもあり広くて解放感を感じます。
梅雨のこの時期、僅かに自生する苔の緑が鮮やかです。

 公園の外れにある下条観音堂。
西国三十三所巡礼の証として祀らた観音像が多数安置され、大正時代の物も見受けられます。

 鳥居(1916年建之)から国道を眺める。
この周辺には他にも複数の八幡社等の寺社や城址点在し、寄り道が多くなる地域。

八幡社
創建 / 不明
祭神 / 應神天皇
住所 / ​春日井市下条町795
公共交通機関アクセス / JR中央線「春日井」から​南西に徒歩で約30分

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