『楠御前社』熱田神宮境内末社
熱田神宮南門から本宮へと進むと右手に「楠御前社」の鳥居があります。
社殿は鳥居をくぐった左となりますが、この社には社殿はありません。
神明鳥居と玉垣に囲われた中に楠の神木が祀られている社です。
神明鳥居と玉垣に囲われた中に楠の神木が祀られている社です。
楠御前社正面全景。
鳥居の先に小さな鳥居が無数奉納されています、この小鳥居に干支と氏名を書きここに奉納すると願いが叶うとされます。
楠御前社は「子安の神」あるいは「お楠さま」と呼ばれ親しまれ、病気を治し、女性の方には安産の神として信仰されています。
楠御前社(くすのみまえ)由緒
祭神は伊弉諾尊、伊弉册尊
「安産や縁結び並びに病気平癒の神様。俗に子安神、お楠さまと称される。
江戸時代中期「熱田社問答雑録に杜の神なり、古楠樹を主とする」と記されている。
社殿がなく、瑞垣の内に楠のご神木が祀られている」
熱田社問答雑録とは熱田神宮の本宮、別宮、末社の祭神、沿革などに関する概略が問答体で解説され纏められたもので、1704年(宝永元年)に成立したとされます。 (熱田神宮問答雑録)
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