大府市長草町本郷40「延命山地蔵寺」

 大府市長草町本郷40「延命山地蔵寺」

以前掲載した長草天神社から随分と歩いただろうか…なんて嘘ばっかりです。
天神社から徒歩10秒もあれば五番札到着。
何せ天神社境内から地蔵寺山門前の石段にショートカットできてしまう。
なので知多四国巡りのかみさんの御供で来ているおやじには有難い立地条件である反面、ついつい「いい加減に合流して次行くよ」なる。

上は長草天神社西側から見た地蔵寺伽藍。
目の前の壁が本来あるべき姿ではないのは一目瞭然。

天神社境内からショートカットするとこんな感じで目の前が地蔵寺山門です。

山門から地蔵寺本堂の眺め。


入母屋瓦葺で平入屋根で軒先の反りが綺麗な本堂だと思います。
地蔵寺の始まりは1573年(天正元年)当時地頭だった市村伝四郎が地蔵堂を建立したことに始まるといいます。
3年後横須賀の長源寺から教岩和尚を迎え開創、大阪冬の陣の1614年(慶長19)日山天朔和尚が伽藍を整え開山した、曹洞宗のお寺で本尊は延命地蔵大菩薩。
現在の本堂は2004年(平成16)改修後の姿。

本堂山号額は「延命山」
東に隣接する長草天神社とは江戸末期まで敷地を共にしていたが、神仏分離によりあの壁が造られたもの。本尊の延命地蔵大菩薩は聖徳太子の作と伝わるそうだ。


境内右の庫裏、納経所。


境内左の眺め。
左に手水舎、右の寄棟の建物が弘法堂です。

手水舎


地蔵寺本堂西側に巨大な修業大師像がそびえ立つ。
寄棟瓦葺の本堂とその右には1939年(昭和14)に、紀元2600年の記念として奉納された高さ3.5㍍の大きな大師像が奉納され、納経に訪れた巡礼者を見守る様に聳えています。
長草天神との繋がりを示すかのように軒丸瓦などに寺紋の梅鉢紋が施されている。


そんな顔しなくても……今日はまだ飲んでないし、至って素面なんで、受け入れて欲しいものだ。


弘法堂右に二体の石仏。
写真は切れてしまったが左のお地蔵さんはお洒落なニットの帽子がとても似合っていた。


本堂左の寄棟瓦葺の弘法堂。
賽銭箱も梅鉢紋が入る。

額は「願王閣」、外陣右に賓頭盧尊者、内陣中央に本尊の地蔵菩薩、左に弘法大師が祀られます。

ろくどう(六道)の のうか(能化)をちかう みほとけの りやく(利益)ながくさ このぢぞうじ
2021/12/02

「延命山地蔵寺」
勧請 / 1573年(天正元年)
開創年 / 1575年(天正3)
開創 / 教岩玄相和尚
宗派 / 曹洞宗
本尊 / 延命地蔵大菩薩
札所 / 知多四国霊場 五番札所、くるま六地蔵 一番札所、尾州大府霊場 十六番札所

2月24日直前の日曜日「どぶろく祭り」の時に再び訪れようと思います。どぶは旨い。
「次行くよ!」…ハイ!

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