名古屋市北区 『羊神社』
今日は名古屋市北区辻町に鎮座する『羊神社』を紹介します
訪れたのは鉛色の冬空が覆い尽くす12/4
北に天井川の「矢田川」を間近に控え、古くから河川の氾濫に見舞われた立地でもあります
町名の「辻町」の云われは神社の「羊(ひつじ)」から、「火辻」と変わり、現在の「辻」になったと伝われます
羊年の初詣は参拝客で賑わう神社です
県道102号線を北に、「辻町4」交差点を左に入ると道路際に『羊神社』の社号標
石灯籠?らしき基礎が一対設けられています、ここからが参道
正面に見事な御神木とイチョウの黄葉が鮮やかな羊神社が見えてきます
正面に見事な御神木とイチョウの黄葉が鮮やかな羊神社が見えてきます
石の鳥居の先には蕃塀が設けられ、その先に拝殿が見えてきます
羊神社の由緒書き
羊太夫(群馬県多野郡の領主)が奈良の都に上る際に立ち寄る屋敷が辻町にあった
この地の平和を願い、火の神(火之迦具土神)を祀った事に始まり、以後、羊神社と呼ぶようになったと云われる
境内正面
撫で牛ならぬ「撫で羊」、愛らしい羊の親子が仲良く祀られています
正面の石の蕃堀、下には羊のレリーフが施されています
撫で牛ならぬ「撫で羊」、愛らしい羊の親子が仲良く祀られています
正面の石の蕃堀、下には羊のレリーフが施されています
境内左の手水舎
厳つい顔の龍に取って代わり、ひつじですネ
境内の右の社務所
御朱印は水曜日は頂けませんので要注意です
境内は落葉が盛んなイチョウで黄に染まっています
境内は落葉が盛んなイチョウで黄に染まっています
社務所の左に祀られる羊神社の「撫で羊」
羊の親子
母親にピタッと寄り添う子羊、微笑ましい絵です
子羊の頭を撫でて拝殿に向かいます
子羊の頭を撫でて拝殿に向かいます
蕃堀の先から拝殿、幣殿、本殿の全景になります
周囲は住宅街、その一画に神社は佇んでいます
周囲は住宅街、その一画に神社は佇んでいます
よもや狛羊?と思っていました、拝殿前には狛犬が守っていました
神社幕にあしらわれた菊桐紋
扁額の上の木の板、昔の扁額なのか?正体は分かりません
扁額の上の木の板、昔の扁額なのか?正体は分かりません
木目も綺麗な扁額です
拝殿内部から幣殿の全景
賽銭箱の左にも夫婦の羊が置かれています
「パン!パン!」夫婦で参拝です
流造の本殿、この右側には末社が纏められています
名古屋大空襲ではこの辻町にも大量の焼夷弾が投下され、一帯は焦土と化したそうです
しかし「羊神社」は焼失を免れたことから「火災除」の神として崇められています
整然と祀られた末社
左から白山社/秋葉社/津島社/御嶽社/山神社/水神社/稲荷社
末社前も狛犬が守りを固めています
ここで初めて気づきましたが、末社の右にも鳥居がありました
2017/12/4
尚、車でお越しの場合、羊神社には駐車場がありませんのでご注意ください
御朱印
『羊神社』
創建 / 不詳
醍醐天皇時代(901~930年)の『延喜式神名帳』に「尾張の国山田郡羊神社」の記載が残る
本殿は1613年(慶長18)に再建、後に1838年(天保9)に改築
醍醐天皇時代(901~930年)の『延喜式神名帳』に「尾張の国山田郡羊神社」の記載が残る
本殿は1613年(慶長18)に再建、後に1838年(天保9)に改築
祭神 / 天照大御神
住所 / 愛知県名古屋市北区辻町5-26
アクセス / 地下鉄上飯田線「上飯田駅」3番出口から北西へ徒歩約10分
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