愛知県知多郡武豊町多賀『行者堂』

知多郡武豊町多賀 
 名鉄「知多武豊」駅から県道72号線(武豊小鈴谷線)を南知多道路の高架を目指し西に30分程歩きます
高架の手前を右に進みます
右の高架が南知多道路の武豊IC方向、左右の道は県道72号線になります
南知多道路沿いの路の右側に小さな行者堂があります
「身代わり不動明王」と書かれた白い幟が目印です
正面の溜池は六貫山新池
道路側から見た行者堂、幟が無ければ素通りしてしまう佇まい
こちらが正面かと思いましたが、堂は南を向き参道が伸びているようです
県道側に戻り、正面に回って見ることにしました
県道側から見た正面
山門も石標がある訳でもなく、その先に行者堂がある事は分かり難い趣です
右手に奥へ伸びるのが参道の様です 
 行者堂の全景
南を向いて正面に堂が建ち、左側にも小さな堂らしきものが見えます
 右側に行者堂と刻まれた石標が建てられています
境内入口、右側には「身代わり不動明王」、左側が「身代わり弘法大師」の石標が建つ
 左側に見えていた小堂
左が水子不動尊を祀る堂、右が手水舎
 手水鉢の龍の口から絶え間なく静水が絶え間なく注がれています
 水子不動尊
絶え間なく注がれる静水は手水鉢に注がれ、堂内は緑も鮮やかな苔で覆われています
地下水が注がれているのでしょうか、鉄分で赤く染まっています
 左の不動明王にも清水が注がれ、苔で覆われています
赤く染まった像、煩悩を打ち消す利剣だけが鈍く黒光りしています
やがて緑の苔が像全体を覆い尽くし、更に趣を増していくのでしょう
 行者堂内
正面に矜羯羅童子と制吒迦童子を従えた木造不動明王立像が安置されています
その表情は忿怒相と言われる怖い形相ですが、「厄難除災の神」として苦悩に打ち勝つ勇気や迷いを断ち切る力を授けてくれます

こちらの行者堂について建立等の詳細を調べて見ましたが、残念ながら分かりませんでした
この知多と言う土地柄は、空海が知多の聖崎の岬(上陸大師)に着き、知多を訪れたという伝説も残り、空海とは所縁のある地域であり、知多四国霊場や浦島太郎伝説が伝わる地域でもあります

空海がもたらした明王、出逢う機会が多い地域なのかも知れません
2019/05/18
行者堂(身代わり不動明王、身代わり弘法大師)
住所 / 愛知県知多郡武豊町多賀7
アクセス / ​名鉄河和線「知多武豊」下車​、県道72号線を西へ、徒歩30分程
駐車場はありません    

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