上高地 『穂高神社 奥宮』

長野県松本市安曇上高地にある「穂高神社奥宮」を訪れます
誰もが知る上高地、松本側から上高地へはここ沢渡からバスで行くことになります
ナショナルパークゲートで往復チケットを買いバスターミナルでしばしバスを待ちます
パークゲート入口に展示されている熊の剥製を見たり、予めトイレに行ったりしているとバスの待ち時間も早い物です
朝一番のバス(6:00)に乗りたいところですが当然無理です
バスで釡トンネルを経て上高地バスターミナルまでは30分程で到着です
夏休みも終盤を迎え少しは空いているかと思いきや、そこは上高地、海外からの観光客や登山客を含め相変わらずの賑わいです
弁当をリュックに押し込んで明神池まで小散歩です、空は今の所快晴です
陽は昇り切ってしまったけれど
見慣れた河童橋から穂高連峰の眺め、いつ来ても梓川の清らかな流れと山々の美しさには感動します
雲は多いものの穂高の峰々は姿を表し歓迎してくれています
ここから穂高神社奥宮のある明神池までは、左岸コースをひと歩きします
明神岳も取り敢えず姿を見せてくれています、雲の動きに対し歩きはあまりに遅い
いつまで姿が見れるのか多少気になる
遊歩道の趣が強い梓川沿いの左岸道、遡るのは50分程でしょうか
やがて穂高神社奥宮参道入口に到着、ここでトイレタイムと小休止
目の前には明神岳が見えています
ここからは看板に従い、左に進み明神橋を目指します
参道入口から5分程で明神橋到着、標高2,931㍍の明神岳の姿は・・・・・徐々にガスってきました
橋を渡り左に進み、奥宮に進みます、ここまでくればあと少しです
緑に包まれた参道に明神鳥居が現れ、嘉門次小屋が見えてきます
正面に奥宮の社が見えて来ました
左に嘉門次小屋、右手に手水鉢、御朱印は左奥の社務所です
汗ばんだ手を清め参拝に向かいます
境内図と由緒の記された案内板
明神岳の麓、静寂で神々しさが漂う明神池の畔に奥宮は鎮座します
昼を少し過ぎ、多くの参拝客が訪れる時間です、拝所前は参拝者が途切れることはありません
拝所前の狛犬
胸を突出して凛々しい姿をしています
穗髙神社奥宮
祭神の穂高見命は日本アルプスの総鎮守で海陸交通の守護神です
里宮の中殿で見る事が出来なかった特徴のある「穂高造り」の鰹木、ここ奥宮の社で見る事が出来ます
龍頭鷁首
毎年10月8日の奥宮例祭の際に、明神池に浮かぶ御船の舳先に飾るものです
一の池
立ち枯れの木が印象的だった大正池から、立ち木が悉く無くなった印象を受けます
過去の台風の影響でしょうか
以前は、明神池の透き通った水の中を泳ぐ無数の岩魚や鱒の姿が見れたものです、その姿も減ったように思えます
穂高の山に降臨した神から恵まれた清水は、明神池から梓川を経て安曇野の田畑を潤します
ここは安曇野の豊かな水の源です
嶺宮遥拝所
嶺宮は北アルプスの主峰奥穂高岳に祀られています、奥宮の様にお手軽に参拝は叶いません
明神岳直下のここから参拝する事で、それは叶います
二の池
浮島のように点在する小島と立ち枯れた木々、神域に相応しい空間です
朝霧に包まれた早朝が一番神々しい表情を見せてくれます
参拝を終え、梓川右岸から河童橋を目指します
この辺りには立ち枯れの木が残っています

けれど、あちらこちらに流された大木や、風による倒木が手つかずのまま見られます
以前であれば大正池の光景は上高地を代表するスポットでした
土砂の堆積で池は埋まり、川に戻りつつあります
自然の営みから生まれた上高地は今も動いています
随分とかわいいサイズですが、やっと岩魚を見つけることができました
歩けばお腹もすきます、人波も途切れた所で川沿いのベンチで遅い昼ごはん「河童のひるめし」
普段なら量が多いナと思うけれど、以外にもペロッと完食
さあ、お腹も満たされました、再び歩きましょう
岳沢付近の流れ
木洩れ陽の中、清らかな流れに漂う水草の緑は鮮やかそのもの

明神池から右岸の木道は随分補修が進んでいましたが、高齢の方や子供連れの方は時間も短く、足元もしっかりした左岸コースがお奨めです
右岸コースは右側通行が周知されていなかったり、左右に広がって歩いてこられると余計な神経を使います

久し振りに訪れた上高地、来年は四半世紀振りに涸沢まで行ってみるか?
そこまで行くという事は、嶺宮?・・・・・もっと歩かねば 
帰りは地下鉄でなんて言ってられない、ここは自らの足と相談し行動するしかない神降地です

2019/08/26

穂高神社 奥宮
創建 / 不明
祭神 / 穂高見命
住所 / 長野県松本市安曇上高地
アクセス / 沢渡バスターミナルからシャトルバスで約30分
       上高地バスターミナルから明神池までは梓川左岸コースで約50分
穂高神社奥宮「御朱印」

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