フラワーパーク江南近くで見かけた小社

5月28日かみさんと花を見に「フラワーパーク江南」と「138タワーパーク」をはしごしてきました。

フラワーパーク江南では丁度植え替えの時期を迎え、人目を引き付ける見所は少なかったように感じますが、当日は睡蓮の花も開花し始め、華麗な花が水面に写る姿は訪れた甲斐がありました。
今回はこのフラワーパーク江南の入口で見かけた小社を掲載します。

江戸時代の慶長年間に築かれ犬山市から弥富市に続く約47㌖の堤防、そこを県道183号線が走っています「お囲いロード」と呼ばれるようです。桜がとても綺麗な道筋です。

その社は「フラワーパーク江南前」の交差点角に鎮座しています、かたらい橋の袂と云ってもいいかもしれません。
堤から石段で少し下がった場所に鎮座し、使い込まれた幟立ての先に小さな社、その後方の緑はフラワーパーク江南です。

社の両側には大きな2本の桧?が恰も社を守護するように聳えている。
右に石標がありましたが読み取れなかった。

社は石の玉垣で囲われ、石が積まれた台座の上に祀られています。
この社の名称など詳細はよく分からない、背後に木曽川が迫っているので水を司る神様が祀られているのかも知れない。
社の直ぐ後ろに「宮田用水」という用水路があるけれど、何気ない用水路ですがこれにはお囲い堤が関わっているようです。
綺麗な桜並木の堤を目指した訳でも、治水目的を主眼に置いて堤が作られたというより、戦国時代に木曽川対岸からの防御を目的として築かれたもののようです。
堤で囲われ遮られてしまっては木曽川から導水し農地を潤していたそれまでが一変してしまいます。
それを抑制する目的からこうした用水路と水門が設けられていったようです。
この社の歴史がそこまで古いとは思えないけれど、一帯に水神社が多いこともあり、なにか水と縁があるような気がします。


社に社名札はなく、扉が閉ざされお札から確認はできない。
玉垣に何か刻まれていないかひと回りするも手掛かりなし、不明社としておこう。
この辺りは伽藍の整った神社や、こうした小さな社など点在しているようです。
名古屋から少し時間はかかるけれど、公園の花を見がてら車で訪れ、弁当持参で周辺を見て歩くのも楽しそうだ。
街に比べ密になる事もなさそうです、それだけに地元の方に教えを乞う機会も少ないのがネック。
気軽に尋ねられる日常が訪れればいいのだが・・・・・
2021/5/28

不明社
創建、祭神 /   不明
所在地 / ​江南市小杁町一色
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