三つ葉の群落の主
今朝、いつものように我家の家庭菜園に水やりをしていたら何やら綺麗な色合いの芋虫を見付ける。
粗〃ほかりっぱなしの三つ葉とネギの群落、視力の落ちたおやじでも分かる大きな幼虫。
近頃三つ葉の葉が何者かに喰われているなと思っていたが、犯人はこのカラフルな芋虫のようだ。
とにかく彼らの食欲は旺盛だ、もうすぐ終わりを迎える三つ葉の葉が見事に茎だけになって行く。
そのせいか良く肥えて、周囲の色に見事に同化して身を守っている。
このカラフルな芋虫の正体は「キアゲハ」の幼虫、羽化するとあの綺麗な大きなアゲハになる。
街中の僅かな緑の中から成虫は三つ葉を探し、産卵、芋虫は三つ葉を食べて成長する。
そろそろ菜園も次の種まきに備えたいところなんだが・・・
せめて蛹になって落ち着くまでは手が入れられない。
カマキリ、パンジー大好きツマグロヒョウモン・・いろいろな生き物を育む小さな菜園。
手入れが悪いと思われるかもしれないが、懸命に羽化していく姿を見ると無下には片付けられなくなる。
それにしても目立つ。
そして歩みはのろいように見えるが、結構移動速度は早い、時に駐車場を徘徊していたりする。
その都度拾い上げて戻してやるけれど、鳥の餌食にならないように見守る事にしよう。
グロテスクなその姿から刺す、噛むとか悪い印象を持たれるかもしれない。
大丈夫、彼らは三つ葉があればそれでいい。
身近で見かけたら摘まみ上げて邪魔にならない所に移してやろう、人に何も危害は与えないので、子供と一緒に巣立つまでの過程を見て行くと何か感じるものもあるかもしれない。
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