氷見漁港の食堂 「魚市場食堂」
車中泊で富山県の神社を巡った際、道の駅氷見から5分程の氷見魚市場の二階にあるお店。
「魚市場食堂」を記載しよう。昔から肉より魚を好む者として、ここはなかなか印象に残るお店でした。
所在地は富山県氷見市比美町435、氷見漁港の魚市場にあるという事は、間違いなく富山で一番獲れたての魚を提供しているといっていいでしょう。
漁協関係者の方も利用するので早朝は6:30から営業しています。
氷見魚市場の南側に店の入口があります。
「魚市場食堂」の幟とこの看板が目印。
お店は中に入り階段を上った二階、卸売市場の見学通路にあります。
既に今朝の卸は終わったようです。
氷見と云うと「氷見の寒鰤」ですが、氷見の寒鰤は大きさや重さ等の要件を満たしたものだけが「氷見の寒鰤」として呼ばれるそうで、訪れた3月末は既にピークを過ぎています。
とはいっても、ここはその時々で一番おいしい魚が真っ先に水揚げされます。
「魚市場食堂」はここで水揚げされた素材を仕入れているので鮮度は折り紙付き。
見学通路の先に店舗入り口。
観光客も訪れる事もあり、タイミングによっては待ちがあるようです。
市場併設という事で入店前の正直なイメージは飾り気のない店内かと思い込んでいたが、店内は至って明るく綺麗なお店の印象を受けた。
また、厨房もしっかり見せているので安心感がある。
店内奥の様子、壁にはサイン色紙もあり結構知られているようです。
焼き肉屋をイメージさせるカセットコンロが各テーブルに置かれていて、後にその理由を知る事になる。
メニューは色々ありますが、テーブルのメニューで決め打ちしました。
鰤を引きずっていたかみさんは鰤狙い、自分は左の「いわし」で決まり。
いわし定食とやわやわ盛りをそれぞれ注文。
いわし定食。
流通事情もよくなり身近でも見かける様になりましたが、釣ったばかりのいわしの味を知っていると
スーパーで並ぶものは何か少しが違う。
もともと体調が低下している時、鮮度の落ちた靑魚を食べるとその瞬間に全身蕁麻疹が出てしまう体質なので、自分で買うものは品定めも出来ますが、お店で出されるものはそれも出来ない。
なので滅多に知らないお店で靑魚の刺身は頼まないけれど、「漁港の食堂で提供するもの」は信頼できる。
綺麗に撮ってやりたいが、実物は食欲を誘うもの。
さんま、さば、いわし等の刺身、自分の体質を知っていてもやめられない。
大振りのいわしを使い、程よく脂がのった大きな切身。絶品だ。
蕁麻疹センサーが反応するわけがない。
かみさんの「やわやわ盛り」
鰤とその日揚がったお勧めの魚を使った刺身がてんこ盛り
店員さんは「これは〇△のお刺身で・・・・」と教えてくれるのだが食べる時には覚えているわけもなく、かみさんの感想ではこちらも絶品だったという。
因みに肉派のかみさんは魚も食べるが靑魚が苦手な人だ、我が家の食卓に靑魚は滅多に出ない。
この量たるや、朝御飯です。
「お待たせしました」と運ばれて来た土鍋。
待たされてはいないが・・・と思っていたが、店内のメニューをよく見ると「もれなく漁師汁が付きます」とある。
テーブルのコンロはこの漁師汁を温めるための必需品。
この量たるや、ボリューム満点で食べきれない、これ朝御飯です。
鰤のあらからでた旨味は、つくねや野菜に浸み込み結構食べきれてしまった。
温かくなった3月とはいえ、氷見での車中泊の朝は肌寒い、この温もりはありがたい。
お腹も満たされ、外の景色を眺める。
水揚げも終わり閑散とした漁港、空にはおこぼれを求めて鳶や烏が空中戦を繰り広げていた。
水揚げ時は彼らにとっても朝飯時だ。
前日に地元スーパーで晩御飯を買いに寄ったが、駐車場に大きく「とんびに注意」の看板があった。
店から車まで食材を運ぶ際に鳶が持ちさるようだ。
あの看板撮っていないか探してみるも見当たらない、地元の方にとっては面白いでは済まないだろうが、
土地柄ならではの面白い看板だったと思う。
2021/03/24
「魚市場食堂」
所在地 / 富山県氷見市比美町435 (地方卸売市場氷見魚市場2F)
営業時間 / 朝6:30から
定休日 / 年中無休
℡ / 0766-72-2018
道の駅氷見から車アクセス / 道の駅から5分程南下
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最近再燃している流行のキャンプ、海辺の設営は彼らの存在を思い出す必要がありそうだ。
山は猿・熊・蛇・猪、彼らのテリトリーにお邪魔しているのがキャンパーです。
でも一番怖いのは人かもしれないね、機会があれば体験談を書いて見よう。
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